鶏つくね 七味入りたれ
ざっとググってもそれらしい理論が見つかりませんでした。
何の話かと言うと、中学生の頃だったと思いますが、「別々の音楽を同時に聞くと音痴になる」と言われたことがあった件です。
もはや誰に言われたかも覚えてないのですが(たぶん親でしょう)、なぜか、そういうものだと信じています。確かに頭で正しく処理できなそうではありますが、子供のころに言われたことは残るものです。今と違って簡単に調べる手段がなかったこともあって、自分の中で反復していた気もします。
同じような話で、「テレビでおいしそうな食べものを紹介している番組を見ながら、別の料理を食べると味がわからなくなる」と言うことも聞いた記憶があります(これも親かな?うちの親は何かと並行することを嫌ったのか)。
これも、確かに一理ありますね。おいしそうな番組を見ると頭の中で想像を膨らませますが、一方で食事行為も目隠しをすると何だかわからないと言われるように、想像力が必要です。そんな本も読んだことあります。
なぜこの話をしたかと言うと、このブログを書きながら、別のランチパックを食べていたからです。
・鶏つくね 七味入りたれ
日時:2019/10/27
味の種類:262種目
八幡屋磯五郎は今から280年以上も前に創業した老舗の七味唐辛子メーカーです。長野県善光寺の庭で売り出したことが始まりです。
善光寺の庭で売り出す?
最初意味がわからなかったのですが、なんでも、信州特産の麻を江戸に売りに行った商人が、江戸で仕入れた日用雑貨や食品を善光寺周辺で売り出す「副業」がきっかけだったようです。
七味唐辛子自体は1625年に江戸の両国薬研堀(現在は浅草に移転)が発祥で、東京のやげん堀、京都の七味屋、長野の八幡屋磯五郎は、日本三大七味唐辛子と呼ばれています。
普段私もよく七味唐辛子を使用します。
うどん、そば、鍋などはもちろん、エイヒレの七味マヨを考えた人はすごいですね。やめられないし、七味マヨあってのエイヒレになってしまいました。「うまい+うまい=うまい」はずるいですね。
八幡屋磯五郎においては、最近では七味のスパイスを調合したチョコレートなども販売しているようです。
Kongen Sweets | 商品のご案内 | 根元 八幡屋礒五郎
これも「うまい+うまい=うまい」に決まってる。ホームページによれば社員数は105名(2020年3月現在)。どうやら天才が混ざっているようです。
スパイスは香りと味で楽しませてくれます。世界各国の料理もご当地スパイスが決め手となるようなものもありますね。その点で言えば、七味唐辛子は日本を代表する味の一つだと思います。これからも伝統の味を守りつつチャレンジを続ける八幡屋磯五郎を味わっていきたいものです。