ランチパック列伝!

全国のランチパックを食べつくす夢への軌跡

スナックサンド ミルメークコーヒー

 名目上は入社したけれども、まだ会社に行っていない。そんな新入社員の方々もいるのではないでしょうか。

4月に入って2週間、緊急事態宣言から1週間。耐える日々が続きます。

 

就職活動をしていた時期に、今の自分の環境を想像できた人は皆無でしょう。リーマンショックの時期にも思いましたが、約1年後に入社することを約束をするのが今の日本の大学生が行う就職活動です。社会情勢、経済状況、組織・人員の変動、目まぐるしい今の時代で1年もあれば何かしら変化していくものです。学生時代と大きく違うのは、社会人はこの変化にさらされることだともいえるでしょう。

その点で言えば、入社のタイミングから社会の洗礼を受けて、新人研修以上にマインドセットができたという点ではラッキーですね。
現在就職活動中の一つ下の世代も同様です。先輩から聞いた就活ノウハウが役に立たずに自ら正解を探らなければならないのは、仕事も一緒。

不確実な社会情勢は、不安や混乱を招きますが、このような頼もしい世代をつくることに一躍買ったことにもなるでしょう。我々先輩世代は彼らに対して期待と適切な試練を与えてあげられるとよいのかと思います。

また、先輩世代自身がテンプレート通りの仕事に慣れきってしまっていないか、自省することも必要ですね。「在宅で楽ちん♪」と緩んでる場合ではござらんということです。

 

・スナックサンド ミルメークコーヒー

f:id:bijogi-jct:20200112131639j:image

日時:2019/12/18
味の種類:2種目

再びランチパックではなくスナックサンドからのご紹介です。

大島食品工業のミルメークとのコラボです。

ミルメークについては学校給食で出た、懐かしい、と言う方々がいるようですが、ちょっと私の記憶にはございませんでした。世代・地域がずれたのでしょうか。

学校給食が脱脂粉乳から牛乳へ切り替わる際、不足する栄養をどうやって補えばよいか、子供たちに牛乳を飲んでもらうためにどうしたらいいか、という相談を栃木県の学校給食会から相談を受けて開発した商品ということです。

 

着目すべきはパッケージデザインで、キャラクターの牛さんが持っているのは、自分が写っているスナックサンド。当然、その中の牛さんもスナックサンドを持っているという、フラクタル構造のデザインです。

虫眼鏡レベルまで追っかけるまでもなく、フラクタル構造は3段階で終わっていますが、右手にミルメーク、左手にスナックサンドをもつという表現がいいですね。コラボレーションができたことへの喜びや、敬意を表した配慮といったものが感じられます。テンプレートの提案書にも関わらず相手の名前をちゃんと書いているような丁寧さがにじみ出ています。

そんな営業姿勢の企業同士のコラボなんだろうなと、勝手に推測してほくそ笑みながら食事をしたい人におすすめです。
と思ったら、ミルメークは牛乳に混ぜる商品のため、牛さんは普段からこのポーズで右手にミルメーク、左手には牛乳を持っているようでした。テンプレでした。