ランチパック列伝!

全国のランチパックを食べつくす夢への軌跡

ハンバーグ デミグラスソース

 私はもともとインドアなので、不要不急の外出禁止でも特に多大なストレスは感じません。毎年のゴールデンウイークは、いかに家とジョギングコース以外の外出をしないかを考えるレベルです。

それでも、土日、祝日というものは誰かと会ったり、なんらかのイベントにでかけたりはするものですが、さすがにこの数か月はそういうこともなく、人からの誘いもなく、ひたすら家におります。

 

なので、ちょっとした出費が全然発生しない今日この頃です。

時差出勤、在宅勤務といった平日もランチを家で食べることになるので、出費が減りましたし、B'zのライブは無料だし。
なんか知らないけれど1000円、2000円くらいのものなら平気で買えちゃいそうな錯覚になって少し麻痺しています。スーパーでランチパックを見つけたら、ためらわず購入です。

 

・ハンバーグ デミグラスソース

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日時:2020/01/03
味の種類:276種目

カテゴリを分けたおかげで、今回のような既視感のあるランチパックも、過去に食べたかどうか一発でわかるようになりました。「ハンバーグ デミグラスソース」は、お初でございます。

 

多少間違ってもいいのでざっくり覚えるシリーズ:

デミグラスソース = フォン・ド・ヴォー + ルー + マデラワインで風味付け

 フォン・ド・ヴォー =((仔牛の骨付き肉+ブイヨン+水)× 煮込み + 香味野菜 + 香辛料)× 煮込み

  ブイヨン(出汁) =(牛・鶏・魚などの動物質+野菜)× 煮込み

 ルー =(小麦粉+バター)×炒め

 マデラワイン (酒精強化ワイン)= ワイン + アルコール

ちなみに、

コンソメ =(ブイヨン+肉・野菜)× 煮込み + 塩など

 

デミグラスソースとは、フランス料理に使われるソースです。

その完成度の高さから「なんでもデミグラスソース味になる」という、お好み焼きにおける「ソース&マヨネーズ現象」が起きてしまい、フランスにおいては20世紀中ごろから、工夫の余地があるフォン・ド・ヴォーに取って代わられたという流れです。

日本では洋食の定番ソースとして現在でも定着しています。確かに完成度の高いソースと言われるとそんな気もします。ハンバーグに、オムライスに、グラタンに、温野菜に、なんでも洒落た洋食になりますね。

 

なぜこんなにおいしいのか、作る工程から読み解くと、とにかく煮詰めていることです。煮詰めたものを材料にさらに似たような食材を合わせて煮詰めて、という膨大な凝縮がデミグラスソースのおいしさでしょう。

コロナ禍で牛乳の消費を助けようという「蘇チャレンジ」なるものが話題になりましたが、こちらも牛乳の水分を飛ばすまで煮詰めるというものでした。

私もチャレンジしましたが、いつもの牛乳が濃厚なチーズのようになりました。

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こんな感じで1時間ほど煮詰めていくと。。。

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 このようになります。

牛乳1パック丸ごとをずっと中火より弱いくらいで混ぜながらなので、そこそこ大変ですが、頭は使わないですね。混ぜてるだけです。

何も混ぜてない牛乳そのものなので、チーズともちょっと違う、牛乳の濃さの塊になります。ですが、冷蔵庫で固めたものをおろし金で削ったら粉チーズみたいでおいしかったです。パスタやピザやグラタン、ハンバーグにかけてもおいしいかもしれませんね。

蘇とデミグラスソースの濃厚セットのできあがりです。