ランチパック列伝!

全国のランチパックを食べつくす夢への軌跡

ピーナッツ

良い素材を使った料理を食べる時、凝ったタレではなく、シンプルに塩だけで味わうように、本物のランチパックを紹介する今回は、余計な前置き、時事ネタ、たとえ話やジョークなどは不要だと思っております。

今回ちゃんと「ランチパック ピーナッツ」を紹介することができることにいささか高揚しております。ピーナッツこそランチパックの原点であり、頂点です。

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日時:2020/04/08
味の種類:296種目(今回はカウントしてません)

1984年のランチパック発売当初からのオリジナル商品である、ピーナツ、小倉、ヨーグルト、青りんごのうち、レギュラーとして販売され続けている伝統のランチパックです。

当ブログでは12年前に一度ご紹介をいたしましたが、当時はピーナッツマークがプリントされたことに気づいて「Printedピーナッツ」と称して紹介しました。果たして、この時からピーナッツマークがプリントされたのか、もっと前からそうだったのに気づかなかっただけなのか、鈍感な私ではわかりません。

この時を除くと、実はこれまでに普通の「ピーナッツ」を紹介したことはありませんでした。ピーナッツやたまご、ツナマヨネーズといった常連のランチパックが英語併記になりましたので、もう、かつてのピーナッツのデザインには出会えなくなりました。

この無念さを忘れてはいけない、ランチパックはどんなにおなかがいっぱいの時でも「見つけたらすぐに買う」というモットーをあらためて肝に銘じる意味でも、あえてこのタイミングでピーナッツをご紹介することにいたしました。

 

最新のランチパックがおいしくても、このピーナッツのように定着するのは並大抵ではありません。オリジナル商品にはヨーグルトや青りんごがありましたが、前述のとおり(定番にしようという意志の下に)英語併記されたのは「たまご」「ツナマヨネーズ」「いちごジャム」「マーマレード」といった外れのないド定番食材です。

そんな熾烈な生き残りをかけて30年以上、ランチパックの看板であり続けたピーナッツに対しては、尊敬の念しかありません。次食べたらきっと泣きます。

「なめらかなピーナッツクリームをふんわりパンでサンドしました」

なんて素敵な言葉でしょう。もう辞世の句はこれで決まりです。

みなさまもピーナッツを見つけたらぜひ深い歴史とともに味わってください。
ランチパック列伝としてランチパックを紹介し続けた当ブログとしてもこの上ない喜びです。